サッカーU−17朝鮮代表、注目3選手 |
今年6月に行われるFIFA(国際サッカー連盟)U−17W杯・メキシコ大会に出場する朝鮮代表の3人のキーマンを紹介する。 ゴールキーパーのアン・カンチョル選手は、U−16アジア選手権の6試合でゴールマウスを守り続け、失点を3に抑えた。 特に日本との準決勝では、決定機を幾度となくシャットアウトし、勝利に貢献した。 9歳からサッカーを始めたアン選手は、キーパーとしての正確な判断能力と素早い動きが評価されている。 現朝鮮代表のキーパーであるリ・ミョング選手に憧れているというアン選手の目標は、ロシアで開催される2018年W杯に出場することだ。 アジア選手権でエースナンバーの10番を背負って、4得点をあげたFWのチョ・グァン選手は、高い得点能力でチームを牽引する存在だ。 チョ選手の特徴は、スピードと突破力にあり、国内専門家からの評価も高い。 11歳からサッカーを始めたが、2006年には14歳以下の国家代表の一員に選ばれるほどの急成長を見せた。 チョ選手は「アジア選手権では、もっと得点できたはず。メキシコ大会では、ハットトリックを狙いたい」と語る。 チームの精神的支柱であるキャプテンのカン・ナムグォン選手(MF)は、ボールキープ能力とゲームメイクに定評がある。 2008年アジア選手権で優勝したイランとのグループリーグ2戦目では得点も記録した。 チョ選手はメキシコ大会に向けて、「もっとチームの精神力と団結力を高めなければならない」と口にする。そして、「メキシコ大会では優勝を目指す。朝鮮サッカーの次代を担うのは、私たちの世代。そのことを肝に銘じることで、現状に決して満足せずに、常に経験を積んでいきたい」と今後を見据えた。【平壌支局】 [朝鮮新報 2011.2.25] |