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〈在日バスケ協会のページ〉 初級部第14回、中級部第31回、関東地方学生球選手権大会

 1月8、9、10日にかけて、今年度最後の学生大会が開催された。東京朝鮮第4初中級学校、朝鮮大学校、東京朝鮮中高級学校の3会場にて寒さを吹き飛ばす熱い戦いが繰り広げられた。初、中ともに初戦から熱戦が繰り広げられた。

初級部男子

初級部男子優勝の西東京第2

 準決勝第1試合で第1シードの西東京第2をノーシードの東京第5が苦しめた。

 2−1−2ゾーンを敷き高さで勝った第5だったが、主力の負傷退場に涙を呑んだ。

 準決勝で圧勝した埼玉と西東京第2の決勝戦。埼玉は夏の雪辱を晴らすべく多彩なディフェンスで西東京第2を苦しめたが、オールコートを縦横無尽に走り回る彼らを止めることはできなかった。西東京第2が43−24で勝利し、大会3連覇、夏冬連覇を達成した。

初級部女子

初級部女子優勝の東京第4

 今年度の「群雄割拠」を物語るべく、シード校が共に倒れる大波乱が起きた。決勝まで駒を進めたのは東京第4と横浜だった。

 序盤から東京第4のゾーンを崩せず、横浜は苦しい展開となった。

 得意のランニングバスケに持っていきたいのだが、相手のすばやい対応に攻略の糸口が見つからない。シーソーゲームの激戦であったが、最後は東京第4の強気のペネトレイトが功を奏し、タイムアップ。東京第4の7年ぶりの優勝で幕を閉じた。

中級部男子

中級部男子優勝の埼玉

 中級部は男女ともに空中戦で勝敗が分かれた。

 男子決勝は東京第1と埼玉の好カード。東京第1はセンターに思うようにパスが入らず、外打ちのみの苦しい展開となった。

 一方、埼玉はアウトサイドシュートが面白いように決まり、インサイドからも多彩な攻撃を仕掛けた。

 じわりじわりと点差をつめるものの序盤の点差が響き埼玉に軍配が上がった。

 埼玉男子は31年の歴史を持つ選手権大会で、初の優勝であった。

中級部女子

中級部女子優勝の埼玉

 女子は3年連続となる東京と埼玉の因縁の対決となった。点差を詰める埼玉に対し、東京は粘り強いディフェンスで対応するが、流れをつかみきれない。

 最後は「一本のリバウンドシュート」が勝敗を決した。

 埼玉の中3にとっては初級部の選手権大会での敗戦以来3年越しの夢を達成した。男子同様、選手権大会で初の優勝カップを手にした。

〈在日バスケ協会のページ〉 編集後記

[朝鮮新報 2011.2.18]