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九州中高サッカー部OB会 今年も初蹴り

年始に行われた九州朝高OBらによる初蹴り(1月3日)

 九州朝鮮中高級学校サッカー部OB会の「初蹴り」が3日、同校運動場で行われた。この初蹴りは、1990年代初めに朝高が公式戦に出場できない時期に、県代表レベルであったと自称する32期と34期がスタートさせ、今年19回目を迎えた。

 当日は雨が降り、グラウンドの状態が悪かったが、31期から52期(19歳〜39歳)までのOB、在学生を中心に10代から40代までの愛好家35人が集った。

 参加者のなかには、福岡朝鮮蹴球団が県社会人リーグ3位になった90年代に全盛期を築いた40代前後の選手、在日朝鮮蹴球団の元中心選手、現在FCコリア(関東リーグ)に所属する選手、日本のプロサッカーチームと関わりのあるOBなどもいた。

 試合は30代以上、20代、10代の3チームで親善試合形式で行われ、20代チームの活躍が光った。

 とくに、最終試合となった福岡朝鮮蹴球団と10代チームの試合では、10年度の福岡市リーグで活躍した蹴球団が実力をいかんなく発揮した。責任者で32期の金禎丸さん(39)は「新年からみんなで集まってボールを蹴ると、とても楽しい。来年2012年に20回目を迎えるので、より多くの人を集めたい」と語った。

 参加者は来年1月3日に再会することを約束した。また、九州中高サッカー部強化に尽力していこうという思いを込め、サッカー部の鄭永一監督に寄付金を伝達した。【九州中高サッカー部】

[朝鮮新報 2011.2.2]