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全日本社会人選手権 同胞ボクサーが健闘

全日本社会人選手権で好成績を収めた朴忠南選手(右)と任成選手

 昨年12月1日〜4日に埼玉県の和光市総合体育館で行われた第62回全日本社会人アマチュアボクシング選手権大会に朝鮮学校出身の選手らが出場した。

 大阪朝鮮高級学校出身の朴忠南選手は、ミドル級で優勝した。朴選手は、大会決勝戦で北海道代表の選手と対戦し、技術、スピード、リーチ差で圧倒、RSC勝ちをおさめた。朴選手は「応援してくれた人たちに感謝したい。これからも在日同胞のため、ボクシング界発展のため、朝・日のためにボクシングをしたい」と話した。

 また、東京朝鮮中高級学校、朝鮮大学校出身の任成選手(朝大職員)がライト級に出場し、準優勝した。東京都予選を突破し大会に出場した任選手は、決勝戦で埼玉県代表の選手を相手にボディーへの攻撃でポイントを稼いだが、僅差の判定で敗れ、準優勝となった。任選手は試合後、「優勝できず、とても悔しい。祖国と在日同胞、民族教育のために今後も精進を重ねたい」と語った。

 一方、大阪朝高出身の尹成得選手は全日本選手権大会(昨年11月17日〜21日、山口県)のミドル級に出場し、銅メダルを獲得した。尹選手は試合後、「今後も練習を重ね、全日本での優勝を目指したい。チャンスがあれば、祖国の代表として国際試合に出て、祖国と在日同胞のためになりたい」と述べた。【朝大ボクシング部】

[朝鮮新報 2011.1.19]