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「待つのではなく、動く」

朝青東北地方委員会青森班班長 慶子さん

 朝青東北地方委員会青森班では、県全域の朝青員とのネットワーク作りに努力を重ねている。昨年秋には弘前市、八戸市に出向き、数人の朝青員と知り合った。弘前市ではその後、新年会を兼ねたボウリング大会を開催した。

 班の活動をする際、これまでは県内の朝青員を青森市内まで呼んで会っていた。しかし、今回の震災以降、人を待つのではなく自ら動くことの重要性を強く認識した。今は自らが朝青員のいる地域に出向くよう努めている。

 「朝鮮新報を読んで驚いたのは、宮城の朝青員たちが自分のことはそっちのけで救援活動に奔走していたこと。同胞のことをまっ先に考え、行動していた。見習う点が多かった」

 自分を朝青班長として育ててくれた同胞社会や多くの人への感謝の気持ちを片時も忘れていないと23歳の班長は笑顔で語った。(東)

[朝鮮新報 2011.5.16]