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冬にも美しい花を

平壌草花研究所研究士 リ・ウンホさん

 草花研究に一生を捧げてきた。今年80歳。人民科学者、教授、博士の肩書きを持つ。

 1958年に元山農業大学(当時)を卒業後、草花研究を始め、三色スミレ、バラ、芍薬葉牡丹を組織培養による交雑によって冬にも美しく開花できるようにする技術を完成させた。

 また、朝鮮の野生草花資源を全面的に調査し、その分布と生態、繁殖技術を研究。その努力が実り、ユリ類、かんぞう(わすれぐさ)類、あやめ類をはじめ野生草花を都市公園に植えることができるようになった。

 これまで執筆した野生草花の関連図書、小論文は数百余件にのぼる。

 現在、秋用のコスモスを夏にも咲かして花壇栽培用にするための研究と同時に、シンビジウム(蘭の一種)の新種の育成を行っている。【平壌支局】

[朝鮮新報 2011.5.16]