top_rogo.gif (16396 bytes)

朝鮮王朝儀軌、遅くても6月返還

 日本の植民地統治時代に朝鮮半島から日本に略奪された、朝鮮王朝の国家の主要行事を文書や絵画で記録した図書、朝鮮王朝儀軌他1205冊に及ぶ文化財の返還を求める南の市民団体「朝鮮王朝儀軌環収委員会」が4月27日、東京・永田町にある衆議院第2議員会館で記者会見を開いた。

 記者会見には、同環収委員会の法相運営委員長、慧門事務局長(写真中央)、在日同胞弁護士の金舜植氏と、日本共産党の笠井亮衆院議員、朝鮮・韓国文化財返還問題を考える連絡会議の有光健連絡担当世話人らが出席した。

 同日午前に行われた衆院外務委員会では、南・日両政府が朝鮮王朝儀軌などの引き渡しに合意した「日韓図書協定」の審議が行われ、民主、公明、共産、社民党の賛成多数で可決された。自民党の反対により満場一致の可決とはいかなかったが、28日に衆議院本会議で可決。その後の参議院を通過すれば、遅くても6月下旬には引渡し作業が終了する予定だ。

 「韓国併合」100年に際し、昨年8月10日に菅直人首相が発表した談話では、朝鮮王朝儀軌を南に引き渡す意向を表明し、11月14日には朝鮮王朝儀軌含む1205冊の文化財を引き渡す協定に署名した。

 笠井衆院議員は記者会見で、「元の場所にあってこそ価値がある」と文化財返還の必要性について述べた。

 慧門事務局長は、「この運動を起こした当初は誰もが返還までこぎつけるとは思っていなかった。この重要文化財が国宝として認められるよう南朝鮮政府と交渉中である。今回の結果は、反対勢力の圧力の中でも、日本市民を含め多くの市民らが主導して手に入れた成果である」と強調した。(梨)

[朝鮮新報 2011.5.6]