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「現代版の洪吉童」

金策工業総合大学室長 チョン・イルチョルさん

 国内各地の工場の現代化に尽力しているチョンさんは、「現代版の洪吉童」として昨年12月28日付の労働新聞に取り上げられた。名付け親は金正日総書記だ。

 洪吉童とは、朝鮮の古典小説の主人公で、神出鬼没で悪を懲らしめる庶民の味方だ。朝鮮では現在、各地を飛び回りながら国の発展に寄与する人の代名詞になっている。

 母校の金策工業総合大学で教べんを執るチョンさんは、大学の仕事のかたわら全国の工場を渡り歩きながら、生産システム改善策を研究し、実践してきた。

 近年では、リンゴ生産量を急増させた大同江果樹総合農場をはじめ、各工場で成果を生んだ。

 そんなチョンさんを総書記が現地指導の現場で「洪吉童」と呼んだのだ。チョンさんはこれらも各地を回りながら研究を深め、国の発展に努めたいと話している。【平壌支局】

[朝鮮新報 2011.4.25]