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「いつもお天道さまが守ってくれた」を読んで

胸熱くなる同胞愛

朴日粉著、1500円+税、梨の木舎、TEL03・3291・8229

 この本を読んで私たちのハラボジ・ハルモニたちがどうやって苦難の時代を生き抜いてきたのか、あらためて実感することができた。

 とくに1世の同胞女性たちは、まともに学校に通えなかった中、独学で文字を勉強したり、同じ同胞たちから教えてもらったりしてウリマルやウリノレを習得したという事実を知り、当時の同胞女性たちの凄いパワーを感じることができた。

 そして、同胞たちが一丸となって総聯支部や分会の活動をしたり活動家たちにご飯を振る舞ったり、同胞同士お互いに助け合っていた当時を思うと胸が熱くなった。

 私の地元は山口県下関市で、下関朝鮮初中級学校で学んだ。下関は多くの1世同胞たちが渡日した際、最初に足を踏み入れた地である。

 幼い頃、学校がある大坪は商売する同胞や談笑する同胞たちでいっぱいだったが、ここ数年でたくさんの1世同胞たちが亡くなられ、若い同胞たちは都会に出たりと、下関の同胞の数はだんだん減ってきている。

 そのことを一部の同胞たちは時代の流れ≠ニいうふうに簡単に流してしまっていると思う。1世ハラボジ・ハルモニたちの時代に比べると、何倍も住みやすくなった今の時代、若い同胞たちは自分たちのルーツを知り、もっと力を発揮し一丸となって権利獲得闘争に励み、同胞社会を活性化させていかなければならないと思う。

 私は来年度から朝鮮大学校教育学部に進学する。ハラボジ・ハルモニたちのように民族教育、同胞社会を守る第一線に立ち、何より朝鮮人としての誇りを持って生きる決意を胸に、一生懸命、学びたいと思う。(盧仙花・九州朝鮮中高級学校高級部3年)

[朝鮮新報 2011.3.25]