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空中ブランコフライヤー チェ・チョルさん

仏祭典受賞作で主演

日々の研さんこそが大切だと話すチェ・チョルさん

 マッシー国際サーカス祭典に参加した平壌サーカス団。空中ブランコのフライヤーであるチェ・チョルさん(29)は、21メートルの長距離飛行を成功させ、観衆から絶賛を浴びた。

 チェさんは、同祭典で披露された「飛行家たち」で主役フライヤーを務めた。

 作品は、構成要素と飛行技術が独創的で、祭典で「世界サーカスの手本」という最高の評価を得た。

 とくにチェさんが見せた、流動ブランコを利用しての障害物をよけながらの21メートル飛行と「前空中2回転180度つなぎ」は、世界のトップレベルにあると国際サーカスの専門家をうならせた。

 チェさんは平壌で毎年行われている大マスゲームと芸術公演「アリラン」の空中ブランコのシーンにも出演している。2007年に「アリラン」がギネス世界記録に登録された際、チェさんが出演する100メートル飛行も、同時に登録された。

 1992年に平壌サーカス学院に入学、2001年に卒業したチェさんは、その後の10年間、国内のサーカスシーンをリードする存在として活躍してきた。

 彼はこれまで、中国武漢国際サーカス祝典(2002年)で最高賞を受賞したのをはじめ、数回にわたって国際的な舞台に参加し、高い評価を得てきた。

 世界が認めるトップクラスで成功するためには、日々、絶え間なく技術を磨き続けることが大切だと話すチェさんは最近、世界的にも高難度の「4回転下り」を成功させた。

 彼は、「今はまだまだ通過点。これからさらに高い技術を身につけていきたい」と抱負を語った。【平壌支局】

[朝鮮新報 2011.3.9]