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生涯を機関車とともに

平壌鉄道大学教員 シム・ホシクさん

 朝鮮の鉄道輸送分野における重鎮だ。今年に入り報じられた新型の電気機関車開発でも中心的役割を担った。この機関車は従来よりも少ない電力消費量で高い出力を発揮するという。

 開発のために国内の専門家チームが組まれ、シムさんは電力系統と操縦技術の開発を担当した。

 1960年代に平壌鉄道大学を卒業したシムさんは、母校で教壇に立ちながら、研究を続けた。国内初の電気機関車生産(61年)に携わり、生涯をこの道に捧げようと決意したという。90年代に鉄道輸送の重量化目標が掲げられた時も、新型開発に尽力した。

 シムさんは今回の開発で得た研究成果をもとに大学での講義レベルを高め、次世代の開発者育成に力を注いでいる。学生たちには常に上を目指し、研さんに励もうと話している。【平壌支局】

[朝鮮新報 2011.3.7]