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子どもの発信能力向上へ

城北朝鮮初級学校教員 文貞淑さん

 1月29〜30日に東京朝鮮中高級学校で行われた第21回総連各級学校教員の中央教育研究大会の初級部日本語分科で論文賞を受賞した。テーマは「『読む力』を『書く力』『伝える力』に変える説明文の指導」。

 「日本語の授業を『ただ読むだけの時間』にしたくない」と、初級部5、6年生を対象に研究を進めていった。文章を読むたび段落の構成、文章の展開パターンを教え込み、教科書で提示されている作文テーマを利用しながら実際に文章を作成する。それを繰り返す過程で生徒たちは、長い文章の内容を把握し、要約する力も身につけることができた。また、生徒の発言に論理性が伴うなど、着実に研究成果が表れたという。

 文教員は「これからも教科書の研究を深め、生徒たちの文章能力と伝達力のさらなる向上に力を注いでいきたい」と意気込みを語った。(梨)

[朝鮮新報 2011.3.7]