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朝鮮文化伝える楽しい絵本 岩崎書店から出版

 朝鮮文化を伝える、美しく楽しい絵本が岩崎書店から出版された。最近発行されたもののうち3冊を紹介する。

「十長生をたずねて」

作・絵 チェ・ヒャンラン
訳   おおたけきよみ

 昔から朝鮮の人々は、寿命が長いと信じられた十の自然物「十長生」を絵画や刺繍、模様や形にして生活道具に刻んできた。鶴、太陽、松、鹿、岩、不老草、亀、水、山、雲。

 長生きしたり、病気にならないことを願って、生活に趣きや彩りを添えてきた十長生。近頃、すっかり元気がなくなってしまった大好きなおじいちゃんを思い、少女はこれらを探す旅に出る。赤い絹のきんちゃくぶくろを握り締めて。

 鮮やかな水彩画に加えて、刺繍、アップリケ、パッチワーク、螺鈿細工、キルト刺繍などのコラージュが美しい。絵本は、APPA出版賞児童書部門銀賞受賞作品。

「シルム」

作 キム・ジャンソン
絵 リ・スンヒョン
訳 ホン・カズミ

 力自慢が集まって、戦いをくり広げる一日。

 村の人々は川辺の砂地に集まって、シルム(朝鮮相撲)を熱く見守る。

 決勝戦に勝ち進んだのは、山のようにでっかい赤の力士と、なつめの実ほどに小さい青の力士。

 勝負の行方ははたして…。

 村の年寄り、子ども、おじさん、おばさんが注目する中、2人のシルムがはじまった! 「ふん!」「ありゃ!」「おっしゃ!」「ひゅう!」息ははあはあ、汗はたらたら。リズミカルな言葉のテンポが刻みよい。

 高句麗壁画に描かれたシルムの姿は今もさほど変わっていない。庶民のささやかながらも楽しい日常をユーモラスに描いている。

「韓国のお正月」

作 リ・サンヒ
絵 ホン・ソンジュ
訳 おおたけきよみ

 おじいちゃんの家。お正月は親せきが集まって、晴れ着を着て、ご先祖さまにあいさつをする。

 「ぼく」は、太いズボンのパジをはいて、腰ひもを巻き、上着のチョゴリを着て、合わせひものコルムを結び、5色のカチトゥルマギを羽織る。お姉ちゃんは、赤いチマに色とりどりのセクトンチョゴリを着る。

 大きなテーブルには、果物、ナムル、チョン、スープが並び…。

 ろうそくに火がつくと、おじいちゃんから順に両手を合わせておじぎをする。歳拜、徳談、トック、ユンノリ、ソリ遊び、凧揚げ、ノルティギ、コマ回し。

 朝鮮のお正月がわかる楽しい絵本。

、一般書店のほか、コリアブックセンターでも注文できる。

 ※問い合わせ=コリアブックセンター TEL 03-6820-0111、FAX 03-3813-7522、
Eメール=order@krbook.net。

[朝鮮新報 2011.3.4]