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金剛山歌劇団の平壌公演 特色生かして観客魅了

公演では多彩な演目が披露された。写真は混成5重唱、独舞「朝鮮相撲」(ともに文光善記者撮影)

 【平壌発=姜イルク】金剛山歌劇団からなる「2.16慶祝在日朝鮮人芸術団」が出演した音楽舞踊総合公演が14〜18日の5日間、平壌大劇場で行われた。

 会場は連日、超満員の観客たちでにぎわった。

 幕が上がると同時に軽快なリズムが響き渡り、舞台がレーザー光線でカラフルに彩られる、金剛山歌劇団ならではの演出。約1時間10分の公演は、重唱、独舞、民族楽器演奏、独唱など14演目で構成された。

 ドラムをはじめとした西洋の楽器と、カヤグム、チョッテ、チャンゴなどの民族楽器を融合した楽団の旋律、そして歌手たちの力強く澄んだ歌声と舞踊手たちの洗練された動きに、観客たちは終始魅了された。

 出演者たちは、2012年に「強盛大国の大門」を開くために昼夜を問わずまい進する祖国の人民と気持ちを一つにして、総聯の新しい全盛期を切り開こうとする在日同胞たちの決意を、芸術的に表現していた。

 また、ステージから下りて観客に歩み寄り、一緒に踊りながら歌う演出も披露され、会場はにぎやかな雰囲気に包まれた。

 公演終了後も観客たちは席から離れずに長い間拍手を送り続けていた。

 これまで、テレビでだけ見ていた金剛山歌劇団の公演を、劇場で初めて観覧したというキム・ソンオクさん(33、平川区域在住)は、「在日同胞たちが日本の地で民族性を守りながら、力強く生きていることが伝わってきた。短かい時間だったが在日同胞と気持ちを一つにすることができた」と感想を話した。

[朝鮮新報 2011.2.23]