多様な靴を市民に |
リュウォン靴工場技師長 キム・セチャルさん キムさんの毎朝の日課は、出勤する市民の足元を見つめること。靴製作のアイディアをしぼる。 国内で指折りのメーカーである同工場では、人気商品開発に力を注ぎ、最近も9種類のスニーカーの新商品を発売したばかり。 キムさんは技術指導だけでなく、従業員たちの意識改革にも取り組む。そのために全従業員に、新商品開発のための意見書を提出させたという。彼ら自身が生産と技術革新の鍵であるという自覚を持ってもらいたかったからだ。 キムさんは1960年に日本から帰国、韓徳銖平壌軽工業大学(当時)を卒業した。90年代初期から現職についている。 現在66歳のキムさんは「散歩や通勤、運動用にと市民のニーズに合わせた靴を取りそろえ、提供していきたい。そのために、私たちの工場が担う責任は大きい」と話す。【平壌支局】 [朝鮮新報 2011.2.21] |