〈子ども美術館−G〉 優秀賞 「赤いオオカミ」 水彩 |
尼崎朝鮮初中級学校・初級部2年 魯蒼生 稲妻走る嵐の中、肉をくわえるオオカミを大胆な筆遣いで描いている。 白く描かれた目やまつげ、点々と描かれた毛並みも魅力的だ。 雷に打たれても肉を放さない野生の強さ。 ユーモラスでもあり、原始的でもある。 自然界の頂点の一つとして君臨するオオカミは力の象徴。 人が抱く古代から受け継がれた強いものへのあこがれ、敬いを感じる素直な絵である。(中央審査委員・崔誠圭) [朝鮮新報 2011.1.19] |