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〈論調〉 無条件で幅広い北南対話を

 李明博政権発足後の3年間を通じて、わが同胞は対決の方法では決して北南関係問題を解決できないし、武力衝突と戦争しかもたらすものがないことを骨身に染みて体験した。

 こうした教訓は、北と南が同族対決で外部勢力に漁夫の利を与える過去の誤った道に進むべきか、朝鮮民族同士力を合わせる統一愛国の道に進むべきかという時代の問いに明白な答えを与えている。

 今、わが同胞は対決で凍りついたこの地に和合と平和の春が来ることを待ちわびている。その念願を実現して現在の難局を打開できる唯一の活路がまさに、無条件かつ幅広い北南対話と協議である。

 こじれにこじれた現在の北南関係を改善するためにはまず、双方が対話のテーブルに対座しなければならない。そうしてこそ、問題解決のための方途を見出せる。

 思想と理念、制度の違いを論じるに先立ち、同胞の運命、民族の統一偉業をまず考えなければならない。

 自主と民主、平和と統一、繁栄のための朝鮮民族の偉業が反統一の暗礁に乗りあげ、足踏みするなら、歴史が許さないであろう。(2日付労働新聞)

[朝鮮新報 2011.2.9]