〈論調〉 米国の軍備増強政策が招く重大な結果 |
米国の2011会計年度国防予算の総額は世界各国の軍事費を全て合わせたものを上回る。 現在の国際環境から見れば、米国の軍事費が急速に増加しているのは到底理解できないことである。 変化した現国際的環境の下でも米国が軍備を引き続き増強するのは他国への軍事的干渉や侵略行為を強化し続けるためである。 また、米国の軍備増強策動は、新たな軍備競争の波を引き寄せており、世界経済を混乱に陥れる要因になっている。 現在、米国の軍事費が増えて、他の諸大国も軍事費を引き続き増やしている。 世界的に軍備競争が最も目立って助長、激化している地域はアジア太平洋地域である。 多くの国が自国の国家安全が脅かされかねないと懸念し、国家予算の多くの分を国防部門に回している。 軍備競争の波が起こり、戦争の危険もそれに応じて増大している。 変化した現国際的環境の下でも、米国が軍備を引き続き増強するのは、他国への軍事的干渉と侵略行為を引き続き強化するためである。 現実的に、わが国とイランが米国の次の攻撃対象となっている。これによって、わが国とイランの周辺に米軍武力が大々的に増強、配備されている。 米国の軍備増強策動は反歴史的、反平和的な犯罪行為である。 米国は軍備増強政策が世界だけでなく、自分自身にとっても害となることをしっかり認識し、それをやめなければならない。(29日付労働新聞) [朝鮮新報 2011.2.2] |