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〈論調〉 ドイツで反統一妄言

 最近、李明博大統領がドイツを訪問した。これについて南当局は、以前から北南関係問題、統一問題と関連した新しい提案が発表されると喧伝した。しかし、彼の口から飛び出したのは、反統一対決妄言だけであった。

 李明博大統領は反北謀略事件に対する「謝罪」と「核放棄」などを対話の前提条件に掲げ、われわれの尊厳ある体制をあえて中傷する妄動で、対話を通じて平和と統一の活路を開こうとする同胞の要求に挑戦した。

 これとともに、最近の内閣改造で統一部長官のポストに留任させた玄仁沢などの対決狂信者を押し立てて、自らの「対北強硬政策」が効果を現しているかのように言いふらすのは結局、対話の扉を閉じて同族とあくまで対決しようとする下心をあらわにしたものである。

 今回、彼はベルリンで「統一」という言葉をしきりに唱えたが、それは事実上、われわれの思想と制度をなくすことを前提にした「体制統一」である。朝鮮半島とドイツは同じではない。従って、体制対決が招くものとは戦争しかない。一言で言って、李明博大統領のドイツ訪問は、わが民族にとって反統一同族対決訪問であった。

 現在、わが軍隊と人民は李明博大統領のドイツ訪問を契機に、これまで耐えてきた怒りを爆発させ、彼の反民族的罪悪を必ず決算することを誓っている。(民主朝鮮13日付論評)

[朝鮮新報 2011.5.20]