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朝鮮メディアが強調 「日本海」表記許さない

 日本政府は4月26日、米紙ウォールストリート・ジャーナルが朝鮮東海と独島の名称をそのまま使用したことで、同紙を発行するダウ・ジョーンズ社に抗議騒動を起こした。

 朝鮮のメディアはこれを、「国際世論を混乱させ、侵略の野望を実現しようとする術策」だと一斉に非難した。

 朝鮮中央通信社は9日、「破廉恥な侵略野望の発露」と題する論評を発表し、「朝鮮東海と独島は、先祖代々その名と共にわが民族の神聖な主権が行使されてきた朝鮮固有のものだ」と強調し、日本が1905年に「乙巳五条約」をねつ造した後、日本の地図で「朝鮮海」の表記を「日本海」とわい曲し始めたことについて言及した。

 論評は、日本政府の今回の抗議騒動は「他国の領海、領土も自分のものであると強弁を張って奪おうとする日本の膨張野望がどれほど醜悪であるのかを示す実例」だと指摘。「東日本大震災の災難の中でまで汚らわしい領土野望をさらけ出すのは、国際関係で守るべき初歩的な道理すら無視した破廉恥な行為」だと非難した。

 そして、わが民族は、ねつ造された「日本海」表記を国際社会に公認、存続させようとする日本の策動を絶対に許さないであろうと強調した。

 労働新聞11日付も論評を掲載し、「独島と東海の名称を奪うためにあがく日本の策動は、20世紀前半期に日帝が働いた朝鮮侵略行為のコピーであり、その延長である」と指摘した。

 そして、「独島領有権と朝鮮東海表記で提起されるものがあるとすれば、それは過去に日帝の不法なわが国への軍事的占領統治による犯罪的な残滓をきれいになくす問題だ」と強調した。

[朝鮮新報 2011.5.20]