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南の政党、団体 座り込みとデモ

「対北政策の転換を」

敵対的な対北政策の転換を求める統一団体メンバーら [写真=統一ニュース]

 民主労働党と統一団体のメンバーらが、南朝鮮当局に北南共同宣言の履行、北南対話の再開、統一部長官の更迭などを求めて、座り込みや1人デモなどを連日繰り広げている。

 統一ニュースによると、祖国統一汎民族連合(汎民連)南側本部や、民主化実践家族運動協議会(民家協)などのメンバーは、11日から統一部庁舎前で座り込みを行い、南当局に対し、▼南北対話の即刻再開▼6.15共同宣言と10.4宣言履行の約束▼対北敵対政策の転換▼南朝鮮と米国の合同軍事演習中断▼金剛山観光の再開▼6.15共同宣言発表11周年南北共同行事の保障などを求めている。

 メンバーらは11日、記者会見文を発表し、李明博大統領が9日に発表した「ベルリン提案」(「北が核放棄を約束したら、来年南で開かれる核安保首脳会議に総書記を招待する」というもの)は、招待して対話をしようというものではなく、屈服しろと言っているようなものだと批判。李明博政権の対北敵対政策を中断させ、民族が戦争の惨禍に巻き込まれないよう力を合わせたたかっていこうとアピールした。

 汎民連の関係者は、このような行事を催すことになった背景について、現在の対立状態がこれ以上座視できないほど深刻だという認識が、メンバーの中で共有されたことによると話している。

 一方、政府総合庁舎前では、民主労働党や進歩団体のメンバーらが17日から「リレー1人デモ」を繰り広げている。

 座り込みとデモは6月10日まで毎日行われる予定だという。

[朝鮮新報 2011.5.18]