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平壌で医科学討論会

在日朝鮮人医学協会代表団が参加

 【平壌発=鄭茂憲】第13回国内外同胞たちの平壌医科学討論会が3、4の両日にかけて平壌の人民文化宮殿で行われた。

 討論会には、朝鮮医学協会の李峰訓委員長をはじめ保健医療部門の活動家、医学者244人と金英一会長を団長とする在日本朝鮮人医学協会(医協)代表団メンバー6人が参加した。

 討論会では、右前側方切開による心臓弁手術に関する研究、ファロー四徴症後筋治術時の合理的な体外循環法を確立するための臨床的研究、三つ子の幾つかの身体発育指標と特性に関する研究、体質型による幾つかのホルモンおよび酵素含量の特性を明らかにするための研究、にきびに対するコンピューター操縦揺動電気薬物治療の臨床的効果と物理療法の併用で治療効率を高めるための研究などの論文が発表された。

 各論文では、保健医療の実践で切実に提起される科学技術上の問題を解決し、先端科学技術分野の成果を疾病の予防と治療に導入する過程で収められた研究成果と経験が紹介された。

 討論のあと、活発な質疑応答が行われた。

 医協では毎年、代表団を構成して平壌医科学討論会に参加している。

 開幕式で祝賀のあいさつをした医協の金英一会長は、異国の地に暮らしても民族性と主体性を確固と堅持して同胞医療人としての本分をつくしていくであろうと述べた。

 医協メンバーは討論会で、日本の急性肝炎臨床で明らかになった新しい所見などを発表した。

[朝鮮新報 2011.5.11]