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ビラ散布で北側が通告 「射撃範囲拡大する」

 北南将官級軍事会談北側団長が22日、南側軍部に通知文を送り、「わが軍隊の対応が怖くて南側が場所を移しながらビラ散布行為に執着している条件のもとで、すでに宣布した照準撃破射撃範囲を任意の時刻に、任意の地域に加える全面撃破射撃に拡大するということを正式に通告する」と強調した。

 北側はこれまで、「臨津閣(近畿道坡州市)をはじめとする反北心理謀略行為の発源地」(2月27日の通知文)に直接照準撃破射撃を断行すると警告していた。

 しかし南朝鮮では、臨津閣(4月15日)でだけでなく、前線中部漣川郡サムゴッ里周辺(14日)でもビラを散布し、4月15日19時38分には「516憲兵哨所」から北側に向けて17.7ミリ大口径機関銃を発射させる軍事的挑発を行った。

 通知文は、ビラ散布行為は心理戦の一形態であり、それは交戦相手に対する戦争挑発行為になるということを改めて強調し、したがって、ビラ散布地域に対する直接照準撃破射撃は交戦一方であるわが軍隊が停戦協定破棄者に加える正々堂々たる懲罰になるというのが、われわれの変わらない立場であると指摘した。

 そして、南側の無謀な反北対決妄動は、わが軍隊の予測できない無慈悲な懲罰だけを招くということを改めて想起させると指摘した。

[朝鮮新報 2011.4.27]