朝鮮代表、国連特別委で演説 |
「あらゆる形態のテロに反対する」 11日、国際テロに関する国連特別委員会会議で朝鮮代表が演説した。代表は、国際社会の対テロの努力にもかかわらず、テロ行為は世界の至る所で横行していると述べ、「対テロ戦」の美名の下に主権国家に対する軍事的侵略と干渉、極度の人権じゅうりん行為が正当なものとして黙認されていることに言及した。また、世界各地、とくに中東地域で米国が行っている主権国家に対する武力侵攻と民間人大量殺りくは国家テロ行為、人権じゅうりん行為の代表的な実例であると述べ、次のように続けた。 すべての国際的な対テロの努力は徹頭徹尾、国連憲章の目的と原則、当該の国際法に合致するよう行われるべきであり、どんな場合にも「対テロ戦」の美名の下に主権国家を武力で侵攻する行為が黙認されてはならない。 わが代表団は、現在作成中の国際テロに関する包括条約に国家軍隊によるテロ行為を防ぐための方途が明らかにされなければならないと思う。また、対テロに関する国連高位特別会議がテロの根源を正確に認定し、相応の対策を講じるうえで役立つものと思う。朝鮮はこれからも、すべての形態のテロを根源的に終息させ、平和で繁栄する世界を建設するために自らの責任と義務を果たす。 [朝鮮新報 2011.4.25] |