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朝鮮赤十字会委員長 南に北南実務接触を提案

抑留住民問題で

 朝鮮赤十字会の委員長は3月30日、南朝鮮の赤十字社総裁に、南朝鮮に抑留されている北側の住民4人の問題を協議、解決するための北南赤十字実務接触を行うことを提案する通知文を送った。

 通知文は、北側がすでに3月7日、抑留された住民全員の送還を重ねて求め、南朝鮮当局が「帰順」の意思を明らかにしたという4人に対する対面確認のために、北南赤十字実務接触の開催を提案したことに言及した。

 また、これに対して南側は北側の住民27人の送還が先に実現すれば北南実務接触を行い、4人に対する対面確認問題も協議し、北側が本人と直接会えるようにするという立場を何度も表明したと指摘した。

 そして、北側の住民27人の送還が実現した状況となった今、南朝鮮に抑留されている4人に対する対面確認および送還問題を早急に協議、解決するための北南赤十字実務接触を6日午前10時、板門店の元中立国監視委員会会議室で行うよう提案した。

 一方、朝鮮赤十字会の委員長は、南朝鮮当局が北南赤十字実務接触を拒否したことと関連して1日、南朝鮮の赤十字社総裁に赤十字実務接触の提案に応じるようあらためて求める通知文を送った。

[朝鮮新報 2011.4.7]