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「世界水の日」に際して行事

自然水路技術の普及

人民大学習堂で行われた講義の様子 [朝鮮中央通信=朝鮮通信]

 「世界水の日」(3月22日)に際して、「水と都市化」をテーマに、平壌で一連の行事が開催された。

 人民大学習堂では、朝鮮の国家計画委員会、都市経営省、国土環境保護省をはじめとした都市開発部門の関係者、また国連児童基金、世界保健機構など朝鮮に駐在する国際機構代表らが参加して、講義が行われた。

 朝鮮では市民に飲料水を供給するための対策の一つとして、自然流下式水路を利用した上水道システムを全国的に確立するための技術普及が進められている。この上水道は電気を使わず水力を利用して、飲料水を供給するための技術だ。

 現在、咸鏡南道、平安南北道、黄海南北道、江原道内の市、郡などの数十カ所で自然水路を完成させ、市民たちに生活用水を供給している。

 この日の講義では、水資源を確保し、管理するうえでの朝鮮の成果が強調され、普通江で進められている清掃作業についても言及された。また、飲料水の質的向上のために行われている平壌市の龍城汚水浄水場の現代化についても述べられた。

 朝鮮の関係者たちは国際機構の協力のもと、平壌をはじめ各地で上水道施設の現代化と飲料水の水質監視システムが拡大されていると指摘した。【平壌支局】

[朝鮮新報 2011.3.31]