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平壌の「トンムンネゴリ食堂」

一番人気は鯉の刺身

「トンムンネゴリ食堂」で舌鼓を打つ市民たち

 平壌・大同江区域にある「トンムンネゴリ食堂」が、刺身をはじめとした海産物料理で市民たちの間で人気だ。

 近年オープンした同店では鯉の刺身やウナギなど、国内では珍しい料理がメニューを飾り、客足が絶えない。

 朝鮮料理協会が指定している「朝鮮名料理」には、同店の料理が登録され、国内の料理コンテストでは金メダルを受賞したこともあるほどだ。

 同店の責任者であるコン・ヨンエさん(39)によると、提供されている魚はすべて大同江で獲れたものだという。一番人気は鯉の刺身だ。

 常連客だというキム・ヨンギルさん(69)は「ここで食べた刺身が気に入り、足しげく通うようになった」と笑う。

 コンさんは「最近、朝鮮でウナギの養殖が大規模で行われるようになった」と話しながら、「今後、よりいっそう腕をみがき、おいしく栄養価の高いウナギ料理の種類を増やしたい」と抱負を語った。

 同店では、宅配サービスなども行っており、それも人気に拍車をかけている。【平壌支局】

[朝鮮新報 2011.3.23]