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民和協代弁人が談話発表 南のファクス遮断を非難

 民族和解協議会(民和協)が4日、南朝鮮当局が北南間のすべての接触と往来を阻んでいる中、民間団体間で行ってきたファクス通信の連絡まで遮断するために「南北交流協力法」を修正し、南側民間団体の北側へのファクス送信を遮断している問題と関連し、スポークスマン談話を発表した。

 李明博政権は2月末から、南朝鮮の挺身隊問題対策協議会が3.1人民蜂起92周年に際して発表する北南女性団体の共同宣言文の協議のための北側との通信連絡を遮断している。

 談話は、李政権の行為は、かつて軍部ファッショ独裁時代に南朝鮮人民の目と耳を覆い、口をふさぎ、さらに統一の言葉を口にしただけでも監獄に入れた時と少しも変わらない反人権的、反統一的犯罪であると断罪した。

 また、国際的に書信のやり取りの自由が初歩的な人権の常識になっているこんにち、保守勢力が北南民間団体間の通信連絡まで全面遮断したのは、国際通信規範に照らしてみても到底許されない不法で非道な行為だと強調した。

 談話は、統一部が民族の和合と平和、統一はおろか、人間の初歩的な権利も踏みにじり、同族対決と反統一謀略だけに明け暮れていると指摘しながら、次のように続けた。

 李政権は執権から3年間、同族対決意識をいつになく鼓吹して6.15の結実を崩し、北南関係の破たんと戦争の危機しか招いたものがない。

 最近では、幅広い対話と協議でこんにちの先鋭な対決状態を早急に解消し、平和と自主統一の道を開こうとする全同胞の志向と要求に挑戦して、ようやく開かれた北南高位級軍事会談開催のための予備会談まで決裂させる行為もためらわなかった。

 李政権が北南の往来と接触、対話と協力事業を完全に阻み、外部勢力と共に北侵戦争演習を大々的に展開する中で民間団体の通信連絡まで断絶しようとするのは、彼らがどれほど同族対決に狂ったのかをはっきり示している。

 歴史的な北南共同宣言の精神にのっとって北南関係を発展させて民族の和合と国の平和と統一を一日も早く実現するのは、わが同胞の一致した志向、意志であり、何によっても阻めない自主統一時代の流れである。

 保守勢力が南朝鮮で日増しに高まっている民族の和合と対話の雰囲気を鎮め、各階層の団体の北南連帯運動を窒息させるためにあがくほど、全同胞の大きな糾弾と抵抗にぶつかり、いっそう深刻な統治危機に陥ることになるであろう。

 南朝鮮の保守執権勢力は、国内外の全同胞が総破たんを宣告した反朝鮮対決政策を中止し、外部勢力とのキー・リゾルブ、フォール・イーグル合同軍事演習をやめ、各階層の統一論議と活動の自由を直ちに保障すべきである。

 南朝鮮の各階層の団体は、6.15共同宣言と10.4宣言の旗印を高く掲げて、保守執権勢力の極限に達した反統一策動を断固粉砕する闘いに立ち上がるべきである。

[朝鮮新報 2011.3.11]