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北南赤十字実務接触を提案 家族と直接対面を要求

 朝鮮赤十字会中央委員会委員長は7日、南朝鮮赤十字社総裁に通知文を送り、抑留されている住民たちと船の送還問題について緊急に北南赤十字実務接触を行うことを提案した。通知文は、抑留された北側住民31人のうち「帰順意思」を明かしたと南朝鮮当局が発表した4人に対し、彼らの生活環境や家庭環境から見ても「帰順」する理由がなく、家族、親族や同僚も、絶対にありえないと証言していると指摘した。

 通知文は、「帰順」問題を正確に確認し、住民全員の送還を早急に解決するため、9日午前10時に、板門店の前中立国監督委員会会議室で緊急に北南赤十字実務接触を行うことを提案した。また、実務接触に朝鮮赤十字会中委員会をはじめとした関係者3人が4人の家族たちとともに赴き、直接対面して彼らの意思を確認するため、南側赤十字関係者たちが当事者4人を連れてくることを要求した。

[朝鮮新報 2011.3.9]