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朝鮮中央通信が論評 対話意志ない南を非難

 北南高位級軍事会談開催のための予備会談(9〜10日)が決裂したことと関連し、朝鮮中央通信が「対話意志がない者たちの不純な行為」と題した論評を発表した。論評は、予備会談で南側が北側の忍耐と雅量に傲慢無礼な行動で応えたとと指摘し、次のように続けた。

 高位級軍事会談の代表団構成をどうするのかという問題討議で、それが集中的にあらわになった。

 南側は最初、「人民武力部長と将官級の軍事会談が高位級軍事会談を意味する」としたわれわれの見解に他の意見を提起しなかった。

 彼らが代表団団長のレベルを「4つ星将官」クラスにしようと公式提起したのは、われわれの見解に共感したからである。

 南側の提起を考慮し、われわれは団長レベルを人民武力部副部長クラスに定め、具体的な団長の設定は都合に合わせて行うという合理的な案を示した。

 すると南側は突然、「南側の国防部次官は高位軍事当局者ではない」と、誰も納得できない荒唐な主張を振りかざした。

 南側の主張は、「4つ星将官」クラスにしようとした自分たちの提起にも矛盾するものであり、さらに軍事会談のクラスを高位級にしようと、人民武力部長と書簡で合意した自分たちの上官の命令にも背くものであった。

 果たして南側の国防部次官は高位級ではないということなのだろうか。上官も眼中になく、命令と服従のもっとも初歩的な軍律も知らない軍人ではない「軍人」だとしたら、彼らは一体何者なのだろうか。

 彼らの主張と行動はすべて矛盾に満ちている。

 彼らの言動に一貫性がなく気まぐれに会談のクラスにそこまで神経を使うのは、結実よりも形式に重きを置いているということだ。

 「実用政府」を自任する南朝鮮当局が、会談で実利ではなく形式をより重視するのは、どこから見ても共感を得ることができない不純な行為である。

 彼らは事実において、北南間の軍部会談をわれわれとの対決の場と見なしている。互いが同等な地位から和解、協力し、民族の活路を開こうというのではなく、旧時代的観点から誰かを陥れようというのが彼らの本心だ。

 南朝鮮当局は対話の意志がなく、対決にだけ没頭しているということがあらためて明白になった条件で、これ以上相手にする必要がないというわれわれの立場は、あらゆる面で正当である。

[朝鮮新報 2011.2.18]