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朝鮮で口蹄疫発生 朝鮮中央通信

 朝鮮の各地方で口蹄疫が発生したと朝鮮中央通信が10日、報道した。

 報道によると、昨年末、平壌市寺洞区域梨峴里で口蹄疫が発生し、現在までに平安南北道、黄海北道、慈江道、江原道など8つの道に伝播したという。

 もっとも被害が深刻なのは、平壌市と黄海北道、江原道だとされている。

 同通信は、これら地域の協同農場と乳牛牧場、養豚場で口蹄疫O型が発生して、家畜に被害が広がり、これまで益牛、乳牛、豚約1万頭に陽性反応が見つかり、数千頭が処理されたと報じた。

 また、金洛姫内閣副総理を委員長とする国家獣医非常防疫対策委員会が立ち上げられ、全国で非常防疫が宣布された。

 農業省のリ・キョングン局長によると、現在、口蹄疫発生地域を遮断して消毒作業が行われており、発病した家畜に対する治療対策が立てられている。

 同通信はまた、処理された益牛、乳牛、豚を埋め立てる対策も行われるとともに、すべての料理店や市場では、該当する食料品の販売が中止されていると報じた。

[朝鮮新報 2011.2.18]