top_rogo.gif (16396 bytes)

中央動物園に動物病院新設

現代的設備で手術も

動物病院の内部 [朝鮮中央通信=朝鮮通信]

 平壌・大城山のふもとに位置する中央動物園に動物病院が新設された。

 総建築面積が2千余平方メートルの病院には、手術室、集中治療室、入院室、診察室などが設けられている。

 動物の治療に必要な携帯型超音波検査器、バイタルモニター、固定型レントゲンなどの設備も完備されているので、動物の病状を迅速かつ正確に診断できる。

 防疫室には、予防ワクチンの接種および動物舎の消毒、駆虫に必要なワクチンの噴霧機、クーラーなどが備えられており、薬局にも各種の抗生剤、ビタミン剤をはじめあらゆる動物用の薬がある。

 朝鮮中央通信によると、動物病院は動物の保存と繁殖、飼育管理の科学化に寄与するとされ、中央動物園に現代的な動物病院が新設されたことで、世界的な動物園としての体裁をより立派に備えるようになったと指摘している。

 1月19日には、金正日総書記が中央動物園を現地指導した様子も伝えられた。

 金正日総書記は、新設された動物病院と水族館、動物サーカス舎など動物園の各所を見て回り、動物園の活動家と従業員が動物の保護・管理を立派に行い、観覧の手配を綿密に行って多くの観客を文化的、情緒的に教育していることに満足の意を表したという。

 その上で動物園を、将来を見込してさらに立派に整えるためには動物の種類をもっと増やし、それに合わせて動物園の設備を充実させ、飼育員らスタッフが技術向上に努めていかなければならないと指摘した。

 そして、今後、より多くの市民が動物園を訪れて文化情緒生活を享受するようにするには、動物舎の内部と外部を観覧しやすいようにさらに完備する一方、休息に必要な施設も十分に備えなければならないと強調した。

[朝鮮新報 2011.2.4]