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祖国戦線がアピール発表 北南政治家の接触訴え

 祖国統一民主主義戦線(祖国戦線)中央委員会が1月28日、「すべての朝鮮民族に送るアピール」を発表し、北と南、海外の同胞たちが「幅広い対話と協議」を提案した朝鮮の政府、政党、団体連合声明(1月5日)に応え、今の難局を打開し、北南関係を改善するための責任を果たしていこうと呼びかけた。

 アピールは「戦争を防ぎ、対決を解消して北南関係を解く唯一の方途」は対話と交渉であり、北南対話の基本は「実権と責任を持つ当局対話」であると指摘。南当局が不必要な疑念と偏見を捨て、すでに提起されたすべての北南対話に無条件で速やかに、誠実に応じるよう訴えた。

 また、政治家たちが時代と民族の前に担った使命と任務を果たすために、北南協議を積極的に行っていくことを呼びかけ、朝鮮半島に作り出された重大な事態を克服し、民族が進む道を共に模索するために、北の最高人民会議と南の国会との間の議員接触と協議を提案した。

 アピールは北と南、海外の各界各層が連帯して「『行こう北へ、来たれ南へ、会おう板門店で!』のこだまが響き渡った数十年前のあの日のように、白頭山と漢拏山で統一の歓声が高く響いた6.15の感激のあの日のように、再び同胞の統一の歓声ですべての山河をふるえさせよう!」と訴えた。

 また、金剛山と開城観光を再開し多方面的な交流、協力を活性化していけば、平和と統一は近づくと主張。南の政治家、経済人、宗教人、言論人など各界各層の自由な北南往来と接触、協力を積極的に奨励するよう要求した。

 そのうえで、「米政府が真に朝鮮半島の平和と安定を願うなら、南当局を対決へとけしかけ、北と南の不信と朝鮮半島の戦争の危険を激化させることをしてはならない」と強調した。

[朝鮮新報 2011.2.2]