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朝鮮中央通信 外務副大臣の発言紹介

朝・日接触の可能性を示唆

 19日発朝鮮中央通信は、時事通信の報道を引用しながら、「日本の伴野豊外務副大臣が朝鮮との接触の可能性を排除しない見解を示した」と、論評なしで伝えた。

 同通信はまた、伴野外務副大臣が17日の記者会見で述べた「南北対話がまず優先されるべきだ。ただ、一方でわが国として(朝鮮とのパイプ)開拓も含めて、さまざまなチャンネルで独自の情報を集めていく姿勢で今後もやっていく」という発言を紹介した。

 【解説】朝鮮中央通信は8日にも、前原誠司外相が4日の記者会見で朝鮮との直接対話の再開に意欲を示したことを報道している。同通信は、「日本が今年の日本外交の重要懸案のひとつにわれわれとの直接対話の用意を表明したことは、時代のすう勢と国家間の関係発展に符合した肯定的な動きだ」と評価した。

 朝・日直接対話は、09年に自民党政権から民主党政権に変わって以来、一度も開かれていない。

 朝鮮のメディアは今年に入り、朝・日間の直接対話に意欲的な前原外相や伴野副大臣などの発言を積極的に紹介している。一方、中野拉致問題担当相など、対話再開の雰囲気に水を差すような発言に対しては厳しく批判している。

 これは、北南対話の再開にとどまらず、朝・日関係改善への強い意欲を読み取ることができる。(姜)

[朝鮮新報 2011.1.21]