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朝鮮中央通信 拉致相の発言を非難

「朝・日対話再開を遮断」

 朝鮮中央通信は17日、「対話の雰囲気を壊そうとする危険な動き」と題する記事を配信し、日本の中野寛成拉致問題担当相が朝鮮に対して「独裁国家」と中傷する発言(14日)をしたことについて、「一国の閣僚の発言として考えるにはあまりにも非理性的で、低級な毒舌」だと非難した。

 記事は、中野拉致相の発言は極度の反朝鮮敵対感情に基づいているとしながら、「問題は、彼の発言が朝・日間に対話再開問題が上程され、協議の方法で朝鮮半島と東北アジアの緊張状態を解消すべきであるという国際社会の声が高まっている時に、さらには日本で新内閣が発足した直後に出たことだ」と指摘した。

 そして、「これは、日本の極右保守勢力が対話の雰囲気に不安を感じて、それに真っ向から挑戦しており、新内閣が朝・日対話の再開に乗り出すのを各方面から遮断しようとしていることを示している」と強調した。

 記事は、中野拉致相が朝鮮を「不条理の固まり」、日本を「民主国家」と描写したことに対し、「血生臭い過去史を繰り返そうとしており、国内で在日朝鮮人の民主的民族権利を無残にじゅうりんして政治テロに明け暮れる日本は、民主主義について論じる資格がない」と一蹴した。

[朝鮮新報 2011.1.21]