「天安」号沈没事件をきっかけに昨年５月から断絶されていた板門店赤十字連絡チャンネルが12日から再開し、正式に活動を開始した。

　これによって、板門店での赤十字連絡業務と当局間の通知文交換などが行えるようになった。

　北側はさる10日、板門店赤十字連絡チャンネルを12日から再開させると南側に通知していた。これに南側が応じることによって赤十字連絡チャンネルが再開された。

　北側はこれと同時に、開城工業地区にある北南経済協力協議事務所の凍結を解除して常駐人員を派遣すると通知していた。

　しかしながら、南側はこれには応じていない。

　北南経済協力協議事務所の北側所長は12日、南側の所長に通知文を送り、北南経済協力事業を一方的に遮断させて事務所まで運営しないというのは極めて無責任な行為であることについて指摘し、南側が事務所の正常運営に関する実践的な措置を速やかに取るようあらためて強く求めた。

［朝鮮新報 2011.1.19］