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祖平統代弁人が主張 北南対話の提案に応じよ

 祖国平和統一委員会(祖平統)のスポークスマンは14日、朝鮮中央通信社記者の質問に答え、北南対話の扉は大きく開かれているとしながら、南側が今からでも心と姿勢を正して朝鮮の対話提案と善意の措置に誠実に呼応すべきであると促した。

 朝鮮は、政府・政党・団体連合声明(5日)を発表した後、会談、接触の形式と開催日を示した通知文を次々と送ったが、南当局は「真心が見えない」という言葉だけを繰り返し、朝鮮の対話提案に応じていない。

 スポークスマンは、朝鮮半島につくり出された難局を打開し、北南関係を解決するために何の前提条件もなく、いつ、どこで、誰とでも会えるというわれわれの提案のように真心が込められたものはないとしながら、対話の場に現れもせず、疑心と条件を先行させて「真心」だの、「偽装平和攻勢」だのとする南側の態度こそ、真心があるものと見ることができないと主張した。

 南朝鮮当局が「逆提案」について言っていることについて、「われわれは南側当局からいまだに何の正式提案を受けたものがないし、知りもしない」と指摘した。

 また、「われわれの立場は、裏でどうこう言うのではなく、いったん対話に臨んですべての問題をテーブルに乗せて話し合おうというものだ」と再び強調した。

 北側は、一連の通知文を通じて、当局会談のための実務接触を1月27日に、中断している赤十字会談を2月1日に、開城工業地区会談を2月9日に、金剛山観光再開会談を2月11日に開城などで開催することを提案した。

 スポークスマンは、「われわれの今回の対話提案は何の条件もなく、対話の日程と場所などが具体的に明らかにされているばかりでなく、提案の形式や手続きも十分に踏んでいるので、南側が受け入れられない何の理由もない」と主張した。

[朝鮮新報 2011.1.19]