労働新聞、朝鮮人民軍、青年前衛の共同社説(要旨) |
今年、もう一度軽工業に拍車を掛けて人民生活の向上と強盛大国の建設で決定的な転換を起こそう 朝鮮労働党中央委員会機関紙の労働新聞、朝鮮人民軍最高司令部機関紙の朝鮮人民軍、金日成社会主義青年同盟中央委員会機関紙の青年前衛の3紙は、新年2011年に際して1日、「今年、もう一度軽工業に拍車を掛けて人民生活の向上と強盛大国の建設で決定的な転換を起こそう」と題する共同社説を掲載した。要旨は次の通り。 こんにち、われわれは、激動する21世紀の最初の10年を偉大な勝利の年代として輝かし、希望の年、新たな繁栄の年である2011年を迎える。 この10年は、金日成主席の思想と偉業を固守してきた継承の年代であり、強盛大国への威力ある跳躍台を築いた創造と奇跡の年代であった。複雑多難な21世紀の渦の中で、わが祖国は常に世界の焦点に、反帝・自主の最前線になった。 金正日総書記の精力的な指導に従って、連戦連勝の英雄叙事詩を創造してきたわが軍隊と人民は、さらに輝かしい未来に対する抱負と必勝の信念に満ちている。 1 昨年は壮大な変革の年 昨年は、強盛繁栄の未来を見通す驚異的な出来事が相次いで起こった壮大な変革の年であった。 強盛大国建設のためのわが党の戦略は、最も科学的で現実的な戦略である。昨年、われわれの大高揚進軍は総書記が作戦し、意図した通りに推進され、総書記が構想した通りに立派な結実をもたらした。 昨年、民族史に特筆すべき政治的大慶事を通じて、わが党と革命の洋々たる前途と不敗性が力強く示された。 朝鮮労働党代表者会は、わが党を永遠に金日成主席の党として強化、発展させ、党の指導的権威を各方面から高める上で重大な契機となった。党の偉業、チュチェの革命偉業を継承、完成していける根本的保証がもたらされたことは、わが軍隊と人民の大きな栄光である。 党創建65周年慶祝行事は、新たな高い段階に達した一心団結の威力と無敵必勝の軍事力を世界の面前にはっきりと示した。 昨年の荘厳な大高揚進軍の中で、早期に人民生活を飛躍的に高められる道が確固と開かれた。 軽工業と化学工業、金属工業をはじめ人民生活に関連する工業部門で現代化が力強く推進され、チュチェ鉄、チュチェ繊維、チュチェ肥料を大量に生産できる輝かしい展望が開かれた。大渓島干拓地(平安北道)、礼成江青年2号発電所(黄海北道)をはじめ数百の重要プロジェクトが新たに完成し、各地に素晴らしい理想郷が生まれた。われわれがあれほど切望していた強盛大国の理想を全面的に実現できる土台が築かれたことは、大高揚進軍で収められた貴い成果である。 昨年、世界に向かって突き進む先軍朝鮮の気概が全世界にとどろいた。 情報技術(IT)、核技術のような先端科学技術分野で世界を驚嘆させる赫々たる成果が収められた。大衆文化・芸術が新たな高みに至り、軽喜劇「山びこ」のように思想・芸術性が完璧な文学・芸術作品が次々と生み出されたことは、社会主義文化強国であるわが祖国の大きな誇りである。偉大な党、金日成朝鮮を世界が仰ぐようにしようという全人民の思想・感情が活火山のように噴出しているので、わが祖国の未来は限りなく輝かしいのである。 昨年は、強盛繁栄の雄大な構想を現実のものにしていく金正日総書記の特出した指導力が最高の境地で誇示された歴史的な年であった。 昨年、強盛大国建設は、極度に緊張した情勢と敵の悪らつな制裁の中で進められた。わが党の思想は攻撃思想であり、党の革命方式も攻撃方式である。どんな風波の中でも、民族の尊厳をあくまで固守しようとする総書記の意志は確固不動であり、全軍、全人民を大胆な攻撃戦へと導いた総書記の指導芸術は実に非凡で絶妙であった。 金正日総書記の2010年の大高揚指導実録は、想像を絶する強行軍現地指導でつづられている。年頭から丸1年の間、全国を絶えず訪ねて党組織と活動家を発奮させ、軍民の精神力が最大に爆発するようにした。2度にわたる中国訪問は、伝統的な朝中友好関係を新たな段階へと引き上げ、わが革命の有利な環境を築いた歴史的な道のりであった。 強盛大国建設偉業は、総書記が立てた歴史の里程標に従って揺るぎなく前進していくということ、これが誇らしい昨年のたたかいでわが軍隊と人民が胸に深く刻み付けた信念である。21世紀の新しい年代も、老練な金正日政治の偉大な勝利の年代として引き続き輝くであろう。 2 新年は総攻撃戦の年 (1)課題は生活向上 新年2011年は、人民生活大高揚の炎をさらに激しく燃え上がらせ、強盛大国の建設で決定的な転換を起こすべき総攻撃戦の年である。 金日成朝鮮に強盛大国の門札を掲げるためのわが人民のたたかいは重大な局面に入った。 来年、われわれは主席の生誕100周年を迎える。われわれは主席の富強祖国建設の念願を実現するための全面攻勢、全面突破戦を力強く繰り広げて、主席の生誕100周年を金日成民族の最上最大の祝日、人類史的大慶事として迎えなければならない。 わが人民はやると言えば無条件やり遂げる英雄的人民である。世界は今、遠大な抱負を抱いて隆盛繁栄する不敗の大強国を目指して疾風のように駆けているわが軍隊と人民が、どのような偉大な奇跡を生み出すのかを見守っている。 今年の総攻撃戦は壮大な人民生活向上大進軍の続きであり、新たな高い段階である。 党の雄大な人民生活戦略を実現する道でわれわれは大きな一歩を踏み出した。われわれにはこれまでの成果を強固にし、発展させて人民の生活水準を強盛大国の高さに引き上げるべき差し迫った課題が提起されている。人民生活の向上を最大の重大事、最高の闘争目標としてとらえ、決着をつけるまで推し進めなければならないというのがわが党の透徹した立場である。 われわれは、「今年、もう一度軽工業に拍車を掛けて人民生活の向上と強盛大国の建設で決定的な転換を起こそう!」というスローガンを高く掲げて、新年の大高揚進軍を力強く推し進めなければならない。 (2)分野別の目標 軽工業は今年の総攻撃戦で主力を注ぐべき部門である。 現在、われわれには、軽工業革命を後押しする力強い基幹工業があり、強力な科学技術の能力があり、度重なる試練の中で軽工業を上昇軌道に乗せた貴重な闘争経験もある。軽工業にさらなる拍車を掛けるのは経済強国建設の熟成した要求、焦眉の課題となっている。 われわれは軽工業の年である今年、軽工業部門を優先視し、これに総力を集中する一大旋風が全国に巻き起こるようにしなければならない。 わが党が多大な手間を掛けて建設した現代的な軽工業工場、新世紀のモデルとなる立派な消費財生産拠点は、人民生活の向上のための貴い財産である。軽工業部門では工場、企業所が生産を高い水準で正常化することに優先的な関心を払わなければならない。1次消費財をはじめ人民の生活に広く使われる必需品の生産に力を集中し、全般的な消費財の生産を拡大、強化していかなければならない。消費財の質を決定的に高めることに、人民に対する尊重があり、愛国心がある。一つの製品を作っても人民の好評を博す人気商品、どこに出しても遜色がなく、国際競争力を持つ製品を生産しなければならない。大衆の多様な需要と好みに合わせて消費財の品目を増やさなければならない。 人民消費財生産の現代化、科学化を引き続き力強く推し進めなければならない。軽工業の現代化を部分的にではなく全般的範囲で、並みの水準ではなく最先端の水準で、遠い将来を見通して展望を持って推進しようというのがわが党の構想である。軽工業部門の現代化を一つ一つ着実に展開していかなければならない。軽工業部門の活動家と労働者は技術・技能水準を絶えず高めて、現代化、CNC(コンピューター数値制御)化された設備を巧みに扱い、生産と経営活動を科学技術上の要求に即して行わなければならない。 地方工業が国の消費財の生産で占める割合は大変大きい。総書記が昌城(平安北道)の地に上げた地方工業革命の烽火に従い、全国の地方工業工場を完全に刷新する全大衆的なたたかいを繰り広げなければならない。会寧(咸鏡北道)と江界(慈江道)でのように実情に即して地方工業を発展させ、地元の原料の源泉を残らず動員して地方工業工場をフル稼働させなければならない。 軽工業に対する全社会的・全国家的関心を著しく高めなければならない。党の軽工業重視政策の要求に即して、この部門に必要な原料と燃料、資材と資金をその都度円滑に供給しなければならない。原料、資材の生産を主体化、国産化するたたかいに大きな力を注がなければならない。党の人民的施策が効果を現すよう、商品供給と公共サービス事業を革命的に改善しなければならない。 人民生活の向上を目指すこんにちの大進軍は、経済全般で一大攻勢を繰り広げることを求めている。 石炭がどんどん生産されてこそ、肥料や繊維、電気、鋼材が生産される。石炭工業部門では埋蔵量が多く採掘条件の良い炭鉱に力を集中し、新しい炭田を開発して石炭の生産量を画期的に増やさなければならない。全国が石炭部門を自分のことのように支援し、炭鉱労働者の士気をさらに高めなければならない。電力工業部門では発電設備のフル稼働を保障し、送配電システムを改善、完備することに力を入れなければならない。金属工業部門の活動家と労働者階級は、チュチェ鉄生産システムを完成した大勝利を強固にして、高く掲げた鉄鋼材生産の目標を必ず達成しなければならない。鉄道は人民経済の先行すべき部門である。増大する人民経済の全般的な輸送需要を円滑に満たし、全国が奮起して線路を決定的に発達させなければならない。 軽工業革命はすなわち、化学革命である。既に改修された咸興と南興(平安南道)、順川(同)地区の大規模化学工業拠点で生産正常化の機械音を激しく響かせ、人民生活の向上に必要な繊維と合成樹脂、各種の基礎化学製品、肥料と農薬をより多く供給しなければならない。 農業部門は人民生活問題解決の生命線である。党の種子革命方針、二毛作方針、ジャガイモ栽培革命方針、大豆栽培方針を貫徹し、有機農法をはじめ先進営農法と技術を積極的に取り入れなければならない。党の遠大な農村建設構想を輝かしく実現しているモデルケースに倣い、穀物の1f当たりの収量を飛躍的に高める競争を力強く繰り広げなければならない。農業部門に対する国の投資を画期的に増やさなければならない。すべての部門、すべての持ち場では営農に必要な物資を営農工程に先行させて優先的に供給しなければならない。 先軍大高揚時代は、人民の幸福のための記念碑的建造物がいつにも増して壮大に建設される躍動する時期である。熙川発電所建設、興南(咸鏡南道)ガス化プロジェクト、平壌市10万世帯住宅建設など、重要プロジェクトを最大限に推し進めて完成させなければならない。建築物の質を最高の水準で保たなければならない。建材生産を画期的に増やし、現代的な建材生産拠点を整える事業を力強く推し進めなければならない。 経済建設全般で大高揚の進軍速度を高める重要な方途は、最先端突破戦を引き続き強化していくことである。 CNC技術の覇権を握った経験に基づいて、すべての分野で世界が到達した科学技術水準を最短期間で飛び越え、知識経済時代の前列に立とうというのがわが党の最先端突破思想である。熙川蓮河機械総合工場(慈江道)の模範を積極的に見習わなければならない。機械工業だけでなく全般的工業部門で、中央工業だけでなく地方工業でも先端突破の熱風が激しく吹くようにしなければならない。IT、ナノテクノロジー、バイオテクノロジーのような中核となる基礎技術と先端科学技術分野を画期的に発展させ、科学技術と生産を密接に結び付けなければならない。科学者、技術者は頭脳戦、技術戦を猛烈に繰り広げ、軽工業革命と人民経済の発展のための価値ある研究成果を挙げ、誰もが皆集団的技術革新運動に積極的に参加しなければならない。 自力更生の原則を徹底的に具現していかなければならない。すべてが不足する中でも主席の遺訓を貫徹した大渓島干拓地建設者のように、ひたすら自分の力を信じ、頑強に突進する自力更生の強者にならなければならない。わが国の豊かな地下資源を積極的に開発、利用して、人民生活の向上と経済強国の建設に必要な原料も解決し、資金も確保していかなければならない。 経済管理を改善することは、人民経済が活性化しているこんにち、さらに差し迫った問題となっている。朝鮮式の社会主義経済管理原則に基づいて企業管理を科学的かつ実利主義の立場で行い、すべての持ち場で計画規律、財政規律、労働行政規律を徹底的に守らなければならない。 国の全容を強盛大国のありかたにふさわしく一新する一大旋風を巻き起こさなければならない。 足は自分の地に据え、目は世界に向ける幅広い革新的眼識を持って自分の部門、自分の持ち場を革命的に改変していく人が真の強盛大国建設者である。教育部門では、情報産業時代の要請に合わせて教育の質を高め、教育条件と環境を改善し、わが祖国を世界的な人材大国として輝かさなければならない。文学・芸術部門では、思想的な柱、政策的な柱が明確で、現実に根を下ろした時代の傑作、社会主義教育の教科書のような名作があふれ出るようにしなければならない。保健医療部門の活動家は、人民の健康管理のために真心を尽くし、医学を発展させて、社会主義無料治療制の優位性をさらに輝かさなければならない。全国にスポーツの熱風を激しく起こし、朝鮮をサッカー強国、スポーツ強国にしなければならない。 強盛大国建設偉業に対する尽きることない献身性は、国土管理と都市運営をはじめ祖国の山河を美しく変える事業に現れる。園林・山林造成を展望を持って科学的に推し進め、自分の故郷、自分の職場を社会主義の理想都市、理想村にしなければならない。全国が取り組んで道路革命を推し進めなければならない。都市の設計と建設を地元の特性と世界的な発展趨勢にふさわしく朝鮮式に独特なものとして進めなければならない。平壌市を緑したたる公害のない都市、壮大で華麗な世界的都市に整備しなければならない。 (3)課題遂行の方途 今年のたたかいを実りのあるものとして進める決定的保証は、党の指導的役割を全面的に高めることである。 政治と軍事、経済をはじめ各分野で党の指導体系をさらにしっかりと確立しなければならない。 党組織と行政が一心同体となって革命課題を遂行する気風、すべての経済事業を政治活動の方法によって推し進める原則が党活動に徹底的に具現されなければならない。党組織は、革命的大衆路線の要求通り民心をとらえ、それにふさわしく対人活動を深め、人民の生活上の問題を責任を持って解決しなければならない。 わが党の先軍革命路線を堅持し、人民軍の戦闘的威力を一段と強化しなければならない。 人民軍は、金正日総書記の朝鮮人民軍最高司令官推戴20周年と、呉仲洽第7連隊称号獲得運動開始15周年に当たる今年、総書記の指導に忠実に従い、すべての軍事・政治活動で新たな革命的転換を起こさなければならない。 人民軍は、「偉大な金正日同志を首班とする党中央委員会を命を賭して死守しよう!」のスローガンを高く掲げ、党と領袖を絶対的に信じて従い、決死擁護する貴い伝統をしっかり引き継がなければならない。 全軍が緊迫した情勢の要求に合わせて戦闘訓練を実戦さながらに猛烈に行い、すべての指揮官と軍人をわが党の先軍の意志を銃で支えていく万能の指揮官、一騎当千のつわものに頼もしく準備させなければならない。 人民軍は主体的な戦争観と敵撃滅の闘志を持ち、高度の撃動状態(射撃準備完了状態)を堅持しなければならない。 人民軍は、革命的軍人精神、軍人気質、軍人文化によって社会を先導する手本にならなければならない。 国防工業部門は今後も、最先端突破戦の先駆者、経済全般をけん引する機関車としての使命を立派に果たさなければならない。 先軍革命の新時代の要求に合わせて活動気風と働きぶりを根本的に一新しなければならない。 「金日成主席の子孫らしくたたかい、創造しよう!」、これがわれわれの座右の銘である。 人民生活向上大進軍の成否は、指揮メンバー、活動家にかかっている。活動家は、党の政策を支持するだけでなく、それを実現させる実践家、党が与えた課題を最も立派に、最も誠実に、最も真実に、最も完璧に実行する決死貫徹の闘士にならなければならない。3月5日青年鉱山(慈江道)の活動家のように、高い展望目標を立て、方法論を駆使して万事を策定し、自分の持ち場の事業を根本的に革新しなければならない。誰もが皆自分の道、自分の郡、自分の村、自分の職場に限りない愛着を持ち、美しい理想を開花させなければならない。 3 祖国統一、対外政策 昨年、南朝鮮の保守当局は戦争の手先、反統一対決狂信者の本性を余すところなくさらけ出した。外部勢力と結託して反共和国謀略と北侵戦争挑発策動を絶えず行い、北南間の対話と民族の和合を破たんさせた南朝鮮当局の無分別な振る舞いは、全民族の怒りを呼び起こした。一触即発の緊迫した情勢の下でも朝鮮半島で戦争が抑止され、北南間に一連の人道事業が行われたのは、すべてわれわれの愛国・愛族の先軍政治と忍耐力のある努力の結果である。 21世紀の新たな10年代は、民族分裂の悲劇を終わらせるべき希望の年代、統一と繁栄の年代である。 こんにち、わが民族にとって祖国の統一よりも死活的な課題はない。 われわれは今年、「北と南、海外の全民族が力を合わせて自主統一の新しい局面を開こう!」のスローガンを高く掲げ、北南関係の改善と祖国の統一を目指すたたかいをさらに果敢に繰り広げなければならない。 北南間の対決状態を一日も早く解消しなければならない。 南朝鮮当局は、内外から一様な糾弾・排撃を受けている反統一的な同族対決政策を撤回すべきであり、6.15共同宣言と10.4宣言を尊重し、履行する道に出なければならない。民族の和解と団結を妨げ、統一に逆行する反共和国謀略策動と統一愛国勢力への弾圧を直ちに中止しなければならない。 朝鮮半島につくり出された戦争の危険をなくし、平和を守らなければならない。 この地で戦争の火ぶたが切られれば、もたらされるのは核の惨禍だけである。全民族が戦争に反対し、朝鮮半島の平和を守るための聖なる正義の愛国闘争に立ち上がらなければならない。民族の安全と平和を由々しく脅かす内外の好戦勢力の北侵戦争演習と武力増強策動は阻止しなければならない。外部勢力との共助は戦争の道、亡国の道である。全民族は、外部勢力に命綱を託し、それと結託して情勢を戦争の瀬戸際へと導く親米好戦分子の犯罪的策動を絶対に許してはならない。 対話と協力事業を積極的に推し進めなければならない。 民族共通の利益を第一とし、北南間の対話と協力の雰囲気を醸成するため積極的に努力しなければならない。各階層の自由な往来と交流を保障し、協力事業を奨励して、北南関係の改善と統一に寄与しなければならない。 北南共同宣言は、全同胞が変わりなく高く掲げて進むべき自主統一の旗印であり、民族繁栄の里程標である。北と南、海外のすべての朝鮮民族が北南共同宣言とその基本精神である「わが民族同士」の理念を祖国統一運動の生命線としてとらえて徹底的に具現していくところに、わが民族の明るい前途がある。 昨年、国際舞台で生じた事態は、帝国主義の強権と専横はもはや通じず、自主の道へと進む時代の流れは何をもってしても阻むことができないということを示している。東北アジアの平和と全朝鮮半島の非核化を実現しようというわれわれの立場と意志には変わりがない。われわれは今後も自主、平和、親善の理念の下に、われわれに友好的に接する国々との友好・協力関係を発展させ、世界の自主化を実現するために積極的に努力するであろう。 勝利の大門が目の前に開かれている。革命の総進軍に続けて拍車を掛けようというわが党の戦闘的な呼び掛けは、他人が歩んできた段階を一気に飛び越えて世界に浮上しようとする大革新の旗印であり、われわれの代に金日成同志の強盛大国建設の念願を必ず実現しようとする愛国衷情の旗印である。われわれは、最後の勝利のその日まで先軍千里馬に飛躍の拍車、総攻勢の拍車を絶えず掛けて力強く前進するであろう。 こぞって偉大な金正日総書記を首班とする党中央委員会の周りに固く団結し、勝利の信念を持って強盛大国の建設に決定的な転換を起こそう。(朝鮮通信、中見出しは編集部) [朝鮮新報 2011.1.12] |