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24日 東京第2で竣工式、新校舎見学も

 3年にわたる建築工事を終え、東京朝鮮第2初級学校の新校舎が竣工の日を迎える。今月24日、同校講堂では新校舎竣工式を予定している。当日は、式に先立ち「竣工記念モニュメント」の除幕式や、新校舎見学も行われる。また、式の後、新たに人工芝が敷き詰められた運動場で小宴も催されるという。

 東京第2初級の新校舎建設が始まったのは2008年。学校が使用している都有地の引き渡しを求める東京都を相手に、3年半に及び繰り広げられた「枝川裁判」が終焉を迎えた直後からだった。

 老朽化した校舎を立て直し、子どもたちによりよい教育環境を与えようと地域同胞、そして裁判闘争中に学校を支援した日本市民らが立ち上がった。ともに学校を守り抜いた人々にとって、新校舎建設には、「10年後、20年後もこの土地に学校を残したい」という共通の思いがある。

 新校舎で新たな歴史をスタートさせた東京第2初級は、今後いっそう地域同胞や日本市民らとの絆を深め、「地域の拠点」となるような公益性のある学校づくりを目指している。

 同校では現在、その出発点となる竣工式に、同胞、卒業生や日本市民、関係者をはじめ多くの人々が集うよう広く参加を呼びかけている。

[朝鮮新報 2011.4.11]