安聖友マジックショー 城北初級で、オモニ会主催 |
「夢は大きく」、生徒にメッセージも
城北朝鮮初級学校で15日、安聖友さんのマジックショーが開かれ、同校児童、園児とオモニたちが観覧した。同校オモニ会が主催した。 安聖友さんが同校卒業生の白奈侑さんをアシスタントに従え、派手なマジックとパフォーマンスで登場すると、会場は一気に興奮に包まれた。 安聖友さんはテーブル、イリュージョン、漫談などマジックのジャンルについて朝鮮語で紹介し、そのすべてを舞台で披露した。 次々と披露されるマジックに、児童たちは興味津々の様子。驚き、笑い、大きな拍手を送った。 観覧者が参加するマジックもあり、子どもたちを楽しませた。 「古い校舎の講堂で、まさかここまで本格的な、しかも一流のマジックを披露してくれるとは」
オモニたちも一様に驚き、感謝していた。 「ウリハッキョでマジックを披露するのが一番楽しい」と語る安聖友さんは、中大阪朝鮮初中級学校時代に学校でマジックを披露し評判だったのがきっかけで、本格的にマジックを学んだ。それから朝鮮や米国をはじめ世界各地でマジックを披露し、数々の賞を受賞した。今は釜山の大学で講師も務める。 そうしたマジックと共に歩んだ人生と金日成主席の前でマジックを披露した思い出などを語った安聖友さんは、北南朝鮮を含む世界各地で活躍することができるのは「朝鮮学校で朝鮮語を身に付け、朝鮮人としての誇りを持って生きて来たからだ」と語った。 「夢は大きく、考えは深く、行動は早く」 そんなメッセージを送りながら、最後は箱の中に鎖で閉じ込められたアシスタントと自身が入れ替わる驚愕のイリュージョンマジックでショーを締めくくった。 生徒たちから感謝を込めた花束が贈呈された。(李泰鎬) [朝鮮新報 2011.3.26] |