１月10日に大宮市のソニックシティで行われた、全国ジュニア英語スピーチコンテスト東日本ブロック大会に出場した西東京朝鮮第１初中級学校の李鍾民さん（中２）が、奨励賞を受賞した。

　このスピーチコンテストはステップワールド英語スクールに通う日本全国の小中学生を対象にしたもので、今年で33回目。西東京第１初中でも金誠源講師により３年前から参加しており、中級部からの出場は今回が初めてとなった。

　李さんは、「僕の学校と母国語」（My School and My Mother Tongue）というタイトルでスピーチ。朝鮮語は、在日同胞が日本で暮らしながらも代々守ってきた貴重な宝であり、３カ国語を話せる有利な条件を生かして、アジアと世界の平和に貢献できる人材になりたいと力強く主張した。

　２月６日に東京で行われた全国決勝大会への切符は逃したが、初級部６年の時から英語教室に通い始めた李さんが、何年も英語を学んできた生徒たちと競い入賞したことに称賛が広がっている。

　李さんは、練習を十分にしたので校内予選の時よりも緊張せずに自信を持って臨めたと述べながら、優秀賞をとった人たちに負けないハイレベルなスピーチができるようもっと頑張りたいと語った。

［朝鮮新報 2011.2.10］