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「高校無償化」 京都中高で会見 朝鮮高級学校校長会など

申請手続き、即時再開を

席上、生徒たちは「無償化」問題に対する自身の心情を語った

 朝鮮学校の授業料「無償化」に対する、適用申請手続き再開の異議申し立てを、文科省が退けた問題で7日、京都朝鮮中高級学校で記者会見が行われ、京都朝鮮学園の孫智正理事長と京都朝鮮中高校長の趙明浩校長、同校生徒らが発言し、授業料「無償化」の申請手続き再開を求めた。

 孫理事長は、会見の中で「今回の手続き停止の『理由』は、弁明に過ぎず、その根拠もまったく理解できないもの」としながら、「日本政府は何の罪もない朝鮮高級学校生徒たちの教育機会を奪うような指示をすぐに撤回すべきである」と強調した。

 また、孫理事長は、事務的手続きの期限が迫るなか、このまま高校3年生たちが就学支援金を受けることなく卒業することになれば、彼らの心に深い傷を残すことになる」としながら、高校無償化の即時適用をあらためても訴えた。

 一方、生徒を代表して鄭勇成、金亮佑さん(ともに高3)が発言した。金さんは、「これまで、学業に打ち込んできたのに、とても悲しい。日本学校に通う高校生らと何ら変わらない学生生活を送っているのに、政治的、外交的な理由で、朝鮮学校を『無償化』適用対象から除外する措置は、不当だと思う」と話した。 【京都朝鮮学園】

[朝鮮新報 2011.2.9]