top_rogo.gif (16396 bytes)

朝青宮城常任委員会 「運動は止められない」

4日夜に行われた、朝青宮城の常任委員会の様子

 朝青宮城県本部常任委員会が4日夜、東北朝鮮初中級学校の食堂で行われた。

 会議では、金正日総書記が被災同胞たちに送った50万ドルの見舞金と朝鮮赤十字会が日本赤十字社に送った10万ドルの見舞金について、金成吉委員長(朝青東北地方委員会委員長)が紹介した。

 この日、会議には八木山、太白、中央、仙石班の班長たちも参加し、朝青員たちの震災後の活動や状況について報告した。

 朝青員たちは、総連緊急対策委宮城県本部の救援活動に一丸となって参加してきた。東北初中の卒業式(3月27日)では、卒業生たちを祝って歌を披露し、恒例となっている卒業生たちへの理容サービスを行った。

 また、情報紙や「朝青東北モバイルサイト」に特設ブログを設け(3月23日)、4日現在アクセス数が1万2千件を超えたという。

 会議では、各地から寄せられた激励の手紙が紹介された後、1日に対策委を訪ねた梁勇基選手(29、J1べカルタ仙台)が朝青員たちにあてたメッセージ動画も上映された。

 一方、宮城県が平成23年度当初、予算に計上していた東北初中への補助金を交付しないことを決定したことについて言及された。

 朝青員たちは、震災後に同胞たちと共に日本市民を対象にした炊き出しに参加し、各地の同胞から送られてきた救援物資を携えて、沿岸地域の避難所などを訪ねて、日本市民にも手渡してきた。

 被災の現場での心温まる朝・日交流を率先して行ってきたのが、朝青員たちである。だからこそ、朝青員たちはなおさら補助金問題に対する怒りに満ちあふれていた。

 震災後、自ら仕事を探して最もつらく、難しい所で救援活動を行ってきた朝青員たちは、在日朝鮮人運動の新たな全盛期に向けた朝青運動を、大震災によって止めることはできないとしながら、常任委員たちと班長たちがこぞって訪問活動などを引き続き展開していこうと決意を新たにしている。(浩)

[朝鮮新報 2011.4.7]