top_rogo.gif (16396 bytes)

日朝友好福島県民会議が総会

地道な活動で運動の拡大を

これまでの労をねぎらい、会田顧問に花束が贈呈された

 日朝友好福島県民会議の2011年総会と日朝友好新春交歓会が3日、郡山ビューホテルで行われ、同胞と日本市民ら40余人が参加した。

 総会ではまず、県民会議の会田長栄会長があいさつを行い、総連福島県本部の張泰昊委員長と社民党福島県連合の八重樫小代子副代表、福島県平和フォーラムの竹中柳一代表が来ひんのあいさつを行った。

 会田会長は国内外の情勢について分析しながら、朝鮮に対する過去の清算に基づいて日朝関係を改善し、国交正常化を実現することの重要性について述べた。また、そのための県民会議の活動の重要性に触れながら、当面は民族教育に対する差別是正のための運動に全力を注ぎ、一歩ずつ前に進んでいこうと訴えた。

 総会では、昨年の総会で採択された活動方向に基づいて、民族教育支援運動を中心に活動してきたことが総括された。とくに「福島朝鮮学校を支援する会」を結成し、県内各地で募金運動を地道に展開したことで、福島朝鮮初中級学校に支援金を手渡したことや、「高校無償化」適用を求める署名と要請活動など、具体的な運動について報告された。

 つづいて、今年の5つの活動方針が示され採択された。

 県民会議では今年、@学習会などを通じて情勢と課題に対する理解を深め、活動に生かす、A各種交流会と県内各地での友好、交流活動を強化する、B各組織の活動を強化し、組織を拡大する、C福島初中を支援するための募金運動を精力的に展開する、D朝鮮に対する日本政府の「制裁」措置の撤回を求める活動を行う、などを方針として定めた。

 総会では会田会長が顧問に、佐藤恒晴さんが新会長に選出された。

 総会につづいて交歓会が行われた。

 参加者たちは民族教育に対する不当な差別を行う日本当局への怒りを口にしながら、各地域で連帯運動を活性化させ活動をさらに発展させようと決意を語った。

 総連の活動家たちは、福島初中が多くの日本の人々の支援もあり、今年創立40周年を迎えると述べながら、さらなる支援を訴えた。【福島支局】

[朝鮮新報 2011.3.19]