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〈リレーメッセージ×私たちのビジョン〉 潜在力引き出す仕組みを

鄭成姫 西東京第2初級教員 神奈川・横浜 33歳

 地域同胞社会の中心にあるウリハッキョでは、結婚適齢期の人たちが集団の先頭に立って活躍するケースが多い。

 西東京朝鮮第2初級学校を牽引しているのは20代の若手教職員たちだが、それも彼らの背中を後押しし、どっしりと支える30代以上のサポートがあってこそ。また、一人ひとりが力を出し切ることで、それが集団の成果へとつながる。生徒数が伸びたここ数年間の経験から得た実感だ。

 オモニ教員が本当に少なくなった。しかし、民族教育の発展を志向するとき、オモニ教員の存在は欠かせない。

 結婚、出産を経験した女性が仕事を続けるのはなかなか難しい。そのための環境整備とは何だろうかと常に考えている。

 私は1歳2カ月の息子を持つ母親だ。子どもが熱を出して保育園に行けないときでも仕事に支障はない。職場近くの女性同盟支部で子どもを預かってくれるからだ。

 人と人、学校と地域がつながっている。つなげてくれたのは校長の温かくて細かい気配り、体系づくりだった。子育て真っ最中で余裕を持てない時もあるが、受け入れてくれる職場があることはありがたい。

 同胞社会には、潜在力を持った人が多い。その力を引き出すような仕組みが必要だと思う。

 先代の意を継承するという使命感に燃える若者たちが、力を発揮できるような仕組みづくりを進めなければならない。

 同胞社会の明暗を分けるものは何だろうか。

 それは、地域の朝鮮学校の存在だと思う。

 学校が輝いていれば、そこの地域同胞社会に良い影響を与えることができる。だからこそ、教員は情熱を傾け、能力を磨き上げなければならない。また、女性が結婚、出産しても働ける環境づくりが肝要だ。これらを見逃すと民族教育の存続が危ぶまれる。

 昨日、今日が厳しくても、明日を信じることで、道は拓けていく。朝鮮学校の教員として、同胞社会をつなげていくため、これからもまい進したい。

[朝鮮新報 2011.2.9]