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春・夏・秋・冬

 「反民主、反統一勢力がメディアを牛耳り公安弾圧を行っても、民衆が成し遂げた勝利の歴史を覆すことはできない」。南朝鮮での4月人民蜂起50周年に際して行われた民族民主運動団体共催の合同参拝式では、6月に行われる地方選挙で李明博政権に審判を下すことが強調された

▼参加者たちは、「李承晩政権とほとんど変わりない反民族、反統一、親日、親米政権である李明博政権の登場で、非常な局面に直面している」と口をそろえた。その一方で、「4.19はもちろん5.18、6.10などの抗争が新しい歴史を作り出したように、今回の地方選挙を革命にすべきだ」と語った

▼李明博大統領はこの日、4.19革命記念式典に参加。「わが社会にはいまだに古い権力、地方、教育腐敗などが根深く残っている」「社会的信頼を成熟させる」などと演説した

▼しかし、政権発足直後から北との対決姿勢を露わにし、民主勢力に対する弾圧を強化。市民たちの生活を脅かす弱者切り捨ての経済施策を取るなど、その政策は過去の独裁政権に勝るとも劣らないレベルにまで達している。「労働新聞」は19日付の論説で、4月人民蜂起に参加した人たちの願いは、米国の支配と干渉、外勢に追従する「実用政権」の出現により実現されていないと指摘した

▼反民主、反統一を追い求めた過去の独裁政権が行き着いた先は、歴史がしっかりと示している。「わが民族同士」の理念に沿って統一に向かうことは、北と南、海外のすべての朝鮮民族が、外国勢力に干渉されることなく自主権を確立する道でもある。(国)

[朝鮮新報 2010.4.21]