嘘をつき、それを隠し通すためにまた嘘をつく。立場が危うくなると理性を失い闇雲に攻撃的になる。最近の朝鮮バッシングはそんな段階なのか
▼3月29日付朝鮮中央通信は、「専門化した心理戦手法と手段で相手のイメージを悪くする世論戦」が展開されていると指摘。これを米、日、南による「ブラックプロパガンダ」だと非難した。ブラックプロパガンダとは、デマで相手を錯乱させたりイメージを傷つけたりする心理情報作戦のことを言う。最近は朝鮮の経済問題が標的となっている
▼だが、朝鮮の貨幣交換に乗じて社会不安を起こそうとした謀略は、もろくも崩れ去っている。国外から持ち込まれた「旧貨幣が紙くずと化した」「外貨を所持していると処罰される」といった誤った情報はすぐに訂正され、経済活動も安定してきている。百貨店は引き続き盛況で、米、卵、醤油などの食糧品も値下げされ、市民を喜ばせている
▼今年に入り、朝鮮は体制転覆を狙ったブラックプロパガンダに対したびたび強い警告を発している。民族和解協議会は3月23日付スポークスマン談話で、「南朝鮮当局と米日の庇護のもとに逃亡した者たちが、わずかな報酬で反朝鮮謀略に加担しあらゆる悪態をつけている」「どれほど窮すればこうした者にすがりつくのか」と非難した
▼朝鮮で初めて開催された全国記者、言論人大会では、「対敵言論戦」を強化することが一つの課題として提起された。ブラックプロパガンダには、事実と正確な分析に基づいた正攻法の報道、宣伝活動で対抗する。真実の前で嘘は存在できない。(天) [朝鮮新報
2010.4.5] |