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今年一番の楽しみはサッカーのW杯。44年ぶりに本大会へ出場する朝鮮代表の活躍を期待する。とはいえ、グループリーグの対戦相手は強豪ぞろい。勝算はあるのか ▼平壌では強豪との対戦を歓迎する声が圧倒的だ。サッカー解説者やクラブチームの現役監督らは今回の組み合わせについて、「せっかくのW杯なのだから、強いチームと対戦した方がおもしろい」と口をそろえる。試合が待ち遠しい様子だ ▼1966年大会でベスト8に輝いた元朝鮮代表選手たちは、当時の活躍の要因として精神力を挙げる。「どこにも負けない強い気持ちをもって試合に臨んだ」。イタリア戦で決勝ゴールを挙げたパク・トゥイクさんは今大会の展望について、「精神力と団結力で上回れば勝てる」と力説する。実際、優勝候補を下した選手が言うのだから説得力がある ▼国内サッカー事情に詳しい平壌のある新聞記者は、「朝鮮の選手たちはサッカーにおける精神面の重要性を幼い頃から学び身に付けてきた。それが技術や戦術をしのぐ強力な武器になることをどの国の選手よりも心得ているはずだ」と強調する ▼代表チームは海外遠征と国内合宿で強化を図っている。監督や選手たちは、代表チームに寄せる人民の大きな期待を日々実感しているという。経済建設と技術革新に沸く人民の高揚感がそのまま声援となって届けられている。その影響から「選手の士気がとても高い」と関係者は手応えを感じている。「不撓不屈の精神力と一心団結の威力で朝鮮の力を示す」。選手たちの決意もいっそう頼もしく聞こえる。(天) [朝鮮新報 2010.1.12] |