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アジア大会を振り返る 空手競技に同胞選手が出場

朝鮮代表選手たちは今回も同胞選手を温かく迎えた。姜知衣選手(左)、康成志選手(右)。シンクロ選手と共に記念撮影

 11月12日から27日まで中国・広州で行われた第16回アジア競技大会の空手競技に、朝鮮代表の監督として同胞選手2人とともに参加した。

 在日本朝鮮人空手道協会の選手がアジア競技大会に参加するのは、2002年釜山大会、06年ドーハ大会に次ぎ、今回で3回目となった。大会では空手競技女子組手50キロ以下級に姜知衣選手(朝鮮大学校職員)、男子組手67キロ以下級に康成志選手(朝大政治経済学部4年)が出場。2選手ともに朝鮮代表選手としての誇りを胸にメダル獲得を目指して戦ったが、初戦敗退となった。貴重な試合経験を積んだ2選手はメダリストとの対戦を通し、今後、必ずメダルを獲得し、朝鮮の国旗を表彰台に掲げる決意を新たにした。

 大会期間中、2選手は朝鮮代表選手らとの交流も盛んに行った。女子ハンドボールの朝鮮―中国戦、女子サッカー決勝の朝鮮―日本戦も会場で選手団の一員として一緒に応援した。

 閉会式には朝鮮代表の選手らと一緒に参加するなど、選手団の役員、選手らは同胞選手を温かく迎え入れた。また、空手競技が行われる会場にも足を運び、選手らに大きな声援を送った。

 空手道協会結成から今年で10年目を迎える。これまで10人の同胞選手が国際大会に朝鮮代表として出場したが、まだ表彰台に立った選手はいない。しかし近い将来、必ず同胞選手が表彰台に立ち、祖国の名をとどろかせることを決意した、アジア競技大会だった。【朝大空手道部・宋修日監督】

[朝鮮新報 2010.12.8]