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第35回在日本朝鮮人バスケ選手権 東京がアベックで連覇

東京(白)対埼玉(男子)

 第35回在日本朝鮮人バスケットボール選手権大会が11月27、28の両日、大阪府東大阪市の東大阪アリーナで開催され、各地の籠球団、朝鮮大学校の選手、関係者、観客を含め、約250人が参加した。

 男子8チーム、女子6チームが熱戦を繰り広げた今大会では、優勝候補だった東京が男女で優勝。また、近畿大会で他を寄せつけない圧倒的な強さで優勝した愛知男子と京都女子、若手の成長著しい兵庫男子、地元開催で悲願の優勝を目指した大阪男子、学生特有の早い展開でゲームを作った朝鮮大学校などが気迫あふれるプレーを繰り広げた。

 大会初日は、男子では兵庫対京都、大阪対朝大が引き分けるなど白熱した試合が行われたが、東京、兵庫、愛知、大阪が準決勝に、女子では東京、京都が順当に決勝に駒を進めた。

 2日目に行われた男子準決勝では、東京と兵庫、愛知と朝大が対戦。

 東京対兵庫は点の取り合いが予想されたが意外にもロースコアで試合が進み、高さで勝る東京がなんとか1ゴール差を死守し連覇に王手をかけた。一方、愛知対朝大では、東京へのリベンジに燃える愛知が朝大のスタイルを封じ、決勝進出を決めた。

大阪(白)対兵庫(女子)

 男子決勝は、東京が速い攻撃と堅い守りで序盤から試合をリードする展開となった。愛知が応戦するも、第2クオーターで東京が突き放すと、その後は愛知を圧倒。東京が89−68で見事連覇を達成した。

 女子決勝では試合開始から東京の高さのある攻撃が目立ち、京都も対抗策を講じたものの、71−43で東京が大差で勝利、連覇をものにした。

 成績は以下の通り。

 男子=1位−東京籠球団、2位−愛知籠球団、3位−兵庫籠球団/女子=1位−東京籠球団、2位−京都籠球団、3位−朝鮮大学校。

 大会MVPには、男子では金徹来選手(東京)、女子では姜承済選手(東京)が選ばれた。

 第36回大会は来年、埼玉県での初開催が決定している。【在日本朝鮮人バスケットボール協会】

協会の取り組み 康勲会長に聞く

[朝鮮新報 2010.12.8]